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第16回しおさいコンサート

2007年12月2日(日)、なぎの木会館いさだホールにて第16回しおさいコンサートが開催されました。

このコンサートは、航空自衛隊中部航空音楽隊のステージを中心に、ミューズウィンドアンサンブルとなぎの木金管バンドが出演するコンサートです。 いつものように、なぎの木金管バンドの演奏の後、私達ミューズウィンドアンサンブルの出番です。 満員のお客様にちょっと緊張しながら、私達の演奏が始まりました。

今回演奏した曲は、「ゲバゲバ90分」と「たなばた」と「海の上のピアニスト」の3曲です。

まずは、お馴染みの「ゲバゲバ90分」。と言っても、見たことはないのですが・・・。
最近では、ビールのCMで流れているのを聴いたことがあると思います。
陽気なバラエティー番組の雰囲気が出ていて、元気になれる一曲です(^o^)

いさだ音楽祭のコンサートレポートの中であった(この曲をずっとやりたかった)という話・・・。
今、ミューズは来年に向けて選曲作業中なのですが、このコメントをした彼は、「ゲバゲバ90分がやれたら、思い残すことはない」と言って、やりたい曲アンケートは出さなかったそうです。 そんなにやりたかったとは・・・。昨年、永年の願いが叶った「運命の力」希望の彼のように遠くへ転勤しないことを祈ります。

次の曲は、吹奏楽オリジナル曲の「たなばた」です。
なぜこの時期に「たなばた」?と思った方、たくさんいると思います。 団員からも「なんで?」という声は上がりましたが、意味はありません。 そう思ってもらうのが、ちょっと楽しみだったりして・・・。

個人的なことですが、この「たなばた」の作曲者の酒井格さんは、私と同年代なんです。 同じ時期に、同じように普門館を目指して頑張っていたと思うと、遠いライバルであったと同時に、何か同志でもあったような気がします。 この曲を演奏して、遠い(うんと遠いんですけどね・・・(>_<))高校生時代を思い出しました。
1年生の県大会の日、東海大会に行くことができず、学校に戻った後も悔しくて悔しくてフルートの友人と2人でずーっと泣いていました。 それを見かねた先輩が、「夏はここ、天の川が見えるんだよ」と言って私達に声を掛けてくれました。 「天の川って・・・?」と、訳のわからない励ましに、私達は大笑いしてしまいました。 明けても暮れても部活ばっかりやっていた高校時代は、先生に怒られたり、うるさい部長がいたり、厳しい練習が嫌になったりもしたけど、本当に楽しくてキラキラした思い出です。 そんなキラキラ感がこの曲から伝わってきました。
この曲を作曲したのは、高校を卒業する時だったそうです。きっと酒井さんの吹奏楽部時代もキラキラしていたんでしょうね。
今日の演奏では、サックスとユーフォニウムの旋律がきれいに重なり合って、無事に織姫と彦星が出会えたようです(^^)

そして最後は、「海の上のピアニスト」のメドレーです。
練習中、なかなか曲名を覚えられない指揮者は、合奏の度に「じゃあ、次”戦場・・・”」だの、「”海の家・・・”」だのと言っており、リハーサルの時点でもまだ覚えられなかったようです。 つい、私もつられて「海の星」と言ってしまいましたが・・・(^^ゞ
今回は、同名映画の中からイタリア音楽界の巨匠エンニオ・モリコーネの「愛を奏でて」とスコット・ジョプリンの「ピーチェリン・ラグ」の2曲がメドレーになったものを演奏しました。 「愛を奏でて」の始まりは、ソプラノサックスとトランペットで見事に奏でられ、美しい旋律で観客を酔わせていました。
いさだ音楽祭後、始まった体育会系合奏にうんざり(そんなこと言っちゃいけない・・・?でも、本とに筋トレみたいだったんです)していましたが、その頑張りの甲斐があり、皆の気持ちが合ったまとまった演奏ができたと思います。

本日、演奏を聴きに来て下さった皆様、ありがとうございました。 今年のミューズの演奏は、これで終了です。 あたたかく見守ってくださった皆さん、本当にありがとうございました。 来年ももっともっといい演奏を皆さんに聴いて頂けるよう、頑張っていきたいと思います。 ミューズの演奏を楽しみに待っていて下さいね。
そして、今回、「”たなばた”をやってみたかった」という助っ人の方が何人かいて、びっくり!!この曲を選んでよかったなぁと思いました。 いつもいつも力を貸して下さっている助っ人の皆さん、本当に本当にありがとうございました。
みんな、口は悪いですが・・・(直せ?)、本当に感謝してます。
これからも、よろしくお願いしますね。是非、また一緒に演奏しましょう。

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